楢俣川ヘイズル沢

2018-07-14

06_沢登り c_日光・尾瀬

 

Date : 2018/7/14-15
Member : Lフジ、SLガッキー、クマ、とも
Timeline :14日ならまた湖オートキャンプ場825~1030ヘイズル沢出合1045~1170付近幕営地
      15日幕営地735~745二股(1180m)~750 2段12m滝830~922 2段20m滝~935第1堰堤~1304小至仏山南側登山道(2150m)~1405鳩町峠~1450ならまた湖オートキャンプ場(タクシー)
Author :フジ



「やっぱりだね」ってこの二日間に何度言っただろう。



早い梅雨明けのお陰でいつもより早く奥利根の渓に入れた。
私の少ない沢経験の中でも楢俣川は3回目になる。
初めて行った雪国の沢が前深沢、その時の衝撃的な美しさが今の沢へのモチベーションになっている気がする。
メンバーは
頂のポパイ ガッキーさん
沢は三週連続 前日は札幌で水遊びのともさん
ベビー誕生後久々に取れた時間をすべて沢に充ててくる熱き山屋クマさん の4人です。

14日 府中ベース3DKを4時半に出発し8時過ぎにみなかみオートキャンパースエリアならまたに到着。ここから入渓点まで2時間の林道歩きになる。
北海道はサイコーやで

入渓はこの橋から
橋の脇の踏み跡から入渓
 
いきなりこんな感じ

青い空、エメラルドグリーンの水、ラバーソールのフリクション
奥利根キターーーーー(=゚ω゚)ノ

3m滝
 右壁のバンドをへつるように
 スタンスが広くてヌメるからちと悪い
 
 皆思い思いに小滝クライミングを楽しむ
ポパイのへつり
スーパーボルダラーのともさんは難しいラインを行く
軍手が最高や~
 ゴルジュ奥の10m
中間部までフリーで上がってみたがランナーが取れず不気味なので10mほど戻って
右壁のルンゼを使って高巻き、落ち口にすんなり出れる
ゴルジュ奥の10m

高巻くともさん
滝上からはナメ床が続く。
悠久のながれ
時間的にも体力的にも余裕のある時間帯だったが我々にはイワナを釣り上げる義務がある。
翌日の行程が長くなってしまうが、そこは手を打ってある。
先行者のいるこの沢で釣果を上げるのは難しと判断し、1180の二股の手前で幕営して人の入っていない右俣でイワナを追うことにした。

タープを張り、竈を作って薪を集める。
夕マズメにちょうど良い時間になった。
皆で右俣に入り支度を整える

いざ出陣!


2018年第一投
投げる前の妄想はこうだ。

20センチほど落ちた小さな釜に針を落とし流す。
ナメ床がカーブした後の岩陰から尺イワナ(約30センチ以上でかい)が顔を出し喰らいつく。
テグス(糸)に付けた印が不規則な動きをすると同時に竿を握る右手にかすかな電気が走る。
焦る気持ちを一瞬こらえ強すぎずソフトに合わせる(竿を上げる)
針をくわえたイワナは深く潜る。竿は折れんばかりにしなる。
イワナは沢の中を暴れまわるだろう。
ここも焦らず泳がせながら竿を立ててて引き寄せる。イワナにそっと手を添えて持参した網に優しく放す。
振り返ると一部始終を固唾をのんで見守っていた3人から尊敬の賛美を受け
ながらイワナを見せる(ふっふっふっふ)

満を持しての第一投
妄想(作戦)通りの位置に針が落ちた。(おっ)
思った通りの流れで流される。(おっおっ)
印の不規則な動き(キターーーーΣ(・ω・ノ)ノ!)
想定通りソフトに合わせる。
そこまで竿はしならず、引く力も弱い。
そっと引き寄せるつもりであったが
水面からズバーンと引っこ抜けた感じ。
2018年第一投で源流のイワナを釣ることができた。
妄想のサイズの半分にも満たないがうれしいものだ。
そしてそっと振り返る。

そこにはせっせと自分の釣りの準備に必死な3人

おーい誰も見とらんのかーい!!

フジ  「ヨッシャー!!!釣れたぜー!!!!」
ポパイ 「へーヨカタネ」     以上

ここまで約10秒
釣りってこんな感じです(笑)

4人で6匹釣ることができた。
クマさんも良型をゲッツ(思い切り顔出し)

 
イワナ、焚火、酒、仲間 もういうことはない
私の2018年第1号は骨酒となった


15日今日も最高の天気だ。
谷底から見る空は狭いが今日も暑くなる色をしている。
準備を整え

太陽に向かって歩き出す
1180二股(昨日は右俣で釣り)
二段12m
近くでみると水流にホールドはありそうだが
ここはロープを伸ばす

がっつりシャワークライミングになった
滑っているがしっかり立ち込める。
一段目の中間部で左の岩がごそっと剥がれてヒヤッとしたが
慎重に足をのせていたので事なきを得た。
2段目を上がった先の岩にスリングを巻いて支点とした。



その後も美しくて楽しい渓が続く
長ーい廊下

 
フリーで水流を
 

1500m付近から大きな堰堤が3連続で現れる。
堰堤を超える度に水は減る。
第三堰堤を超えると至仏山がドーンと見えてくる。(写真撮り忘れたー)

第1堰堤
暑かったなー

積め

オンザリッジ
 最後は小至仏山の南側の登山道にひょっこり顔をだした。
登山客から不思議そうな目で見られる中、皆でガッチリ握手を交わした!

東電の木道
下山は鳩待峠。
初日の釣りの為に2日目の工程が長くなってしまう分
鳩町峠にタクシーを予約してならまた湖オートキャンプ場まで走ってもらった(10,700円)
 
ポパイ(ガッキーさん)、トモさん、クマさん 楽しい2日間ありがとうございました。
また綺麗な沢に行きましょう!

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