Date : 2022/01/08-09
Member :こう(L)、はやと
Timeline :
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尾白渓谷駐車場(4:40)-笹ノ平(7:00)-刀利天狗(9:00)-五合目小屋跡(9:50)-七丈小屋(11:00)※テント設営
七丈小屋(12:00)-八合目御来迎場(13:15)-甲斐駒ヶ岳(14:50)-八合目御来迎場(15:50)-七丈小屋(16:30)
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七丈小屋(7:30)-五合目小屋跡(8:00)-刀利天狗(9:30)-笹ノ平(11:00)-尾白渓谷駐車場(12:20)
2022年に行きたい山域にリストアップしていた内の1つ、“積雪期の黒戸尾根からの甲斐駒ヶ岳”に、はやとと、行ってきました。
〇1日目
新宿駅、前夜21時半頃、はやとと合流し出発。
途中、仮眠を取りながら3時頃に尾白渓谷駐車場に到着し、再び仮眠。
4時40分、星空を見上げながらスタート。
樹林帯の中の急登を登っていくと左手の空が徐々に明るくなってきた。
マジックアワーだが、スマホではこの空は表現出来ない。かといって、一眼レフと三脚を装備に加える程、ポッカ力は無い。
九折の登山道から、尾根道に出たところで、薄っすらと赤く染まる甲斐駒ヶ岳が見えた。
笹ノ平の手前より雪が増え始めた為、分岐で、アイゼンを装着。
刃渡りを通過。
五合目鞍部で休憩。
はやとの“あともう少しで小屋だ~”の励ましがうれしい。
標高を上げるに従い、徐々に積雪量は増えてはくるものの、トレースはしっかりしていて、雪も締まっていた為、歩きやすく、11時に七丈小屋に到着。
テントの受付は12時からとなっていた為、先に小屋の少し上にあるテン場に前泊者の整地後を利用して、テントを設営。
翌日の予報だと、風が強くなる予報が出ていた事と、時間に余裕がある為、山頂を往復することに。
テント場からスタートして、一時的にトレースが細くなり、ひざ下くらいの雪。
8合目御来迎場以降はクラストした雪面に変わり、アイゼンも良く効き、予定通りの時間に山頂へ。
山頂は貸し切り。天候に恵まれ、空は甲斐駒ブルー。
風もほとんど無く最高のコンディション。
鳳凰三山、北岳、仙丈ケ岳が目の前に。そして北アルプス、中央アルプス、八ヶ岳、富士山までよく見える。
10分程景色を楽しみ、小屋に向けて下山。
下りの核心の二本剣下のルンぜ箇所の鎖は完全に雪に埋まってはいたものの、雪質がしっかりしていた為、ロープは出さず、アイゼンとピッケルを効かせ、ダガーポジションでのクライムダウンで通過。
16時半に小屋まで下りてテント受付。
当初、八合目御来迎場まで日の出を見に行くことも検討していたが、翌日はゆっくりして、そのまま下山する事に。
それぞれ早めの晩御飯を食べて、ほぼ12時間に及ぶ行動時間と、寝不足だった為か、私は18時には就寝。
〇2日目
夜中からテントを風が揺らす音が聞こえ、一度目が覚めるが、5時まで熟睡。
テントから朝焼けの鳳凰三山をみながら、朝食をとり、テントを撤収し、7時半に下山開始。
12時20分に尾白渓谷駐車場に到着し、下山完了。
八ヶ岳を見ながら尾白の湯に入って、疲れを癒し、中央道は渋滞もなく16時には新宿に到着し、それぞれ帰路についた。
行程中、刃渡りから先は、梯子、岩、木の根にアイゼンを引っ掛けないように注意は必要だが、全体的に岩や段差が雪に埋もれて、夏道より快適に感じた。
また、1月とは思えない天候にも恵まれ、最高の山行であった。
下山途中、笹ノ平手前で、休憩中の登山家、花谷泰広さん率いるツアーとすれ違い、花谷さんに話しかけられ、感動。
後から思えば、写真をお願いすれば良かった。