Member :パイセン・虎・こう・やまひろ・やしゃ・ともき
Timeline :29日/8:00石川PA‐10:00諏訪PA
30日/4:30幕営地発‐11:30霞沢岳
‐14:00幕営地着
Author :ともき1月13日に全面氷結したが今日の諏訪湖は全面氷結していなかった |
初日は坂卷温泉の駐車場から釜トンネルを抜けて幕営地まで2時間ほど。
2時間ほどなのでみんな余裕の表情 |
幕営地ではコロナの関係もあり3・2・1テンに別れた。
手前に2張、奥に1張 |
テントとトイレを設営後、お茶会をしてその流れで夕飯準備。
5人は同じテントで夕飯の鍋を囲んだが、コロナが怖い私はソロテンで一人鍋。
テント自体も少し離れて設営したので時折漏れ聞こえる話し声や虎のヨーデル?で独りではないことを感じつつ就寝。
早めに寝たので翌日は2時過ぎに起床、のんびり朝ごはんと出発準備をして4時半出発。
朝一から容赦ない急登が続く。
時折休憩をしながら暗闇の中ヘッデンの灯りをたよりにひたすら先行者のトレースを辿る。
登っても登ってもなかなか高度が稼げず徐々に空が白み始める。
あたりが見渡せるようになった頃、木々の間から焼岳や穂高が見えみんなのテンションが上がってきた。が、相変わらず頂上への道は遠い。
ようやく長い樹林帯を抜けると今度は雪庇のある細い尾根歩きに変わった。
少し緊張しながら慎重に歩いていると今回の核心が目の前に見えてきた。
凄い傾斜のように感じた。
ロープは所々雪に埋まっておりアックスとアイゼンの前爪を使って雪面にしがみ付くように登って行く。
3分の2ほど登ったところで後ろを振り返ったが自身の登ってきた急斜面と周りの景色に思わず足がすくんだ。
振り返らなければ良かったと思う気持ちと凄い景色が見られたという気持ちがないまぜになりドキドキしながら最後の3分の1を登る。
核心最後はロープが出ているものの上手く足場を見つけられず
パイセンからのアドバイスを頼りに左の岩に足を掛け膝を使ってなんとか乗り越えた。
写真では高度感が伝わらないのがもどかしい |
ホッとしたのも束の間、見上げた先の山頂はのっぺりと長く続く稜線の更にその先だった。
少し落胆した気持ちを見透かしたように「核心越えたからここで引返しても良いよ」と
パイセンから声が掛かる。
しかし先頭を歩くみんなは足を止めずスタスタと歩いて行く。
その姿を見て私も折角ここまで来たのだから!とまた歩き始めた。
やっと着いた頂上では西穂高~奥穂~前穂と穂高連峰がそびえ
反対側には焼岳、さらに遠くに乗鞍岳と360℃遠くまで見渡せ
下界には上高地の帝国ホテルの屋根まで見えた。
素晴らしいご褒美だった。
ずっとこの景色を眺めていたかったが冷たい強風が吹いていたので早々に下山開始。
下りの核心ではパイセンがロープを出してくれて懸垂で降りた。
痩せ尾根を歩いて樹林帯に入ると今度は長い長い地獄の下りが待っていた。
全員下りに飽き膝がガクガクになった頃ようやく幕営地到着。
テントを撤収し、釜トンネルを抜け、温泉に入り、「だいなモ」で夕飯を食べ帰宅。