大鹿川平ッ沢(ズミ沢)

2011-08-09

06_沢登り

Date : 2011/08/09
Member : :うろた(L)、まみ、しゅうへい、ちえ蔵 (記録)
Timeline :笹子駅 (8:00)~道証地蔵(9:00)~入渓(9:25)~遡行~二段12mの滝(11:40)~遡行終了(13:00)~道証地蔵へ下山


 滝子山の西部にある、大鹿川平ッ沢(ズミ沢)に平日お休み隊で、沢登りに行って来ました。




 笹子駅8:00集合。ここ数日、夕方の雷雨や局地的大雨が降っていたので、ズミ沢が増水していたら、近くの滝子沢(水量少なめ)か登山道でハイキングに変更できるよう早めの集合です。


 本日は青空で、アプローチの甲州街道歩きで汗だくでした。


 1時間ほどで道証地蔵に到着。ちなみに道証地蔵(みちあかしじぞう)と読むらしいです。お地蔵様に手を合わせ、滝子山に向かう登山道を下りて行くと、すぐに木橋があり、そこから入渓です。木橋の傍らで、入渓準備と準備体操をします。

 ズミ沢は周辺の沢に比べても水量が豊かな沢だそうです。数日前の降雨もあって、今日は水量が多いように感じます。水も少し茶色に濁っていましたが、遡行は可能と判断し、計画通りズミ沢を遡行することにしました。




 沢にはあまり人が入っていないのか、ちょっと荒れた感じがします。クモの巣があったり、数日前の降雨で流れ込んだのか、松葉がたくさん溜まっていたり。そんな感じで、前半は正直ちょっと平凡な沢歩きだなという印象でした。それでも時折ミニゴルジュや6mクラスの滝が現われて、腰まで水に浸かったり、シャワークライムになったりするのを楽しみました。

 
 入渓して2時間ほど、何だか沢が開け、木々の青さが眩しく感じられるところにくると、ド~ンと目の前に2段12mの大滝が現われました。これにはみんなで、「立派だね~。」と感心。




 近づいて、どこを登るかみんなで検討します。大滝は全体的に茶色に光っており、いかにも滑りそうです。
【二段12mの大滝】
 大滝は水流が二股に分かれており、右の水流は少なめです。その右の水流の右側にちょっとしたクラックがあり、そこを登れば下部はどうにか行けそうです。上部は更にツルツル度が増しているように見えますが、斜めに走るクラックを登るのがよいのでは、と目星をつけました。


 いつもはリーダーの皆さんが先頭に登ってくれて、頼ってばかりなので、今回は私が登らせて貰いました。ロープを出して、水流右を進み、下部は普通に登れました。しかし、斜めに走るクラックは近くで見るととても滑りそう。私はそのまま直登することにしましたが、こちらも最後がイヤな感じで、結構時間がかかってしまいました(皆さん、ごめんね)。




 次に登ったまみちゃんは、斜めのクラック沿いにスルスルと登り、さすがにあっという間です。この斜めのクラック、実は残置もあり、ホールドもしっかりしていたそうです。そうだったのか~。


 続いてしゅうへいさん、うろたさんが登り、大滝を突破すると、沢はナメの美しい渓相になります。6×9mのナメ滝は、つるんっとしていて、とても綺麗です。


その後、見事なナメ床が出てきて、フィナーレを飾りました。このナメを最後に沢は狭まり、ここで遡行終了。
【ナメ床が続く】
 装備を解きひと休みのあと、沢に並行する登山道を利用し下山の途につきました。




 沢登りの涼しさもどこへやら、帰りの甲州街道で汗だくになった4名は、笹一酒造さんで日本酒ならぬビールを購入し、笹子駅で乾杯しながら、昼間からお酒が呑める幸せに感謝しました。


 ズミ沢は、前半は平凡な感じでしたが、後半の大滝とナメ滝・ナメ床は見事で楽しめました。


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