甲斐駒ケ岳(黒戸尾根)

2015-04-15

02_残雪期 j_南アルプス

Date : 2015/04/11-12
Member :フジ、組長、ぜろ、ガッキー、つーく
Timeline :4/11 市営駐車場7:50~刀利天狗12:00~七丈小屋15:10(テント泊)
             4/12 七丈小屋6:00~8:00山頂8:45~11:00七丈小屋11:45~市営駐車場16:15


桜が咲き、暖かな日差しに心ときめく今日この頃ですが、
よりによって男5人で甲斐駒ケ岳に行ってきました。

女性が圧倒的に元気な頂では、本当に珍しいことです。。。

事前の天気予報では、土曜日の午前中まで雨とのことですが、
金曜の夜も予報どおりの雨です。


その大きさと角ばった形で遠くからもよく目立つぜろさんの新車に乗って、山梨に向かいます。
体のでかい男5人と5人分の冬山ザックを乗せても中央道を難なく走る馬力はさすがです。

駐車場に着き、雨の中仮眠しましたが、朝になっても微妙に雨です。正直、気分が乗る天気ではありませんが、雨が上がる予報を信じて登り始めます。

はじめはこんな感じです。雨でガスが掛かり、展望は全くありません。黒戸尾根を登るのは修行と言われるのがよくわかります。


笹の平を越えた辺りから雪が出てきます。


こんな感じなので、(男5人ということもあり)途中まではガンガン登っていくのですが、最近山をサボっていたくせに無駄に重い荷物(※)を背負い過ぎていた私には少々きつすぎたみたいで、途中から完全に私がブレーキを掛けてしまいます。(皆さんゴメンナサイ)

(※)無駄に重い荷物の例:ガス(500サイズ)、うどん3袋(1泊なのに何故?)、結局食べなかったレトルトカレーと白米、ウイスキーのビン、ザックそのもの

5合目にて

5合目からは、はしごや鎖が続きますが、雪には埋もれていませんでした。とはいえ、完全にヘタれているので慎重に登り、上り坂は休み休み登って、ヘロヘロになって、ようやく七丈小屋にたどり着きます。

小屋泊の方は数名いるようですが、テント泊は我々だけのようです。まだ明るいうちからテントを張り、食事も忘れて長い飲み会タイムに突入。
山あり谷ありの人生の先輩達の話は楽しく、驚きの連続です\(‘jjj’)/(まぁ、男が集まっている時点で、話の内容は想像に難しくありません。)


夜になっても雨や雪の音が続いていたので心配していましたが、翌朝はいい天気に恵まれました。
しばらく急な登りが続き、8合目まで来ると、聳え立つ甲斐駒の山頂を眺めることが出来ます。


その先はさらに険しくなり、ピッケルを使ってよじ登る場面もあるのですが、前を歩いているパーティーの動きがどうも怪しいので、足元を見てみると、
なんと 軽アイゼン。。。。

外国人のようなので、英語が堪能なぜろさんが下山するように注意してあげるのですが、全く聞く耳を持たずに頂上まで登っていってしまいました。

で、程なく頂上に着きます。
昨日の修行のご利益なのか、北岳も富士山も御嶽も八ヶ岳も北アルプスも勢ぞろいです。




仙丈ケ岳をバックに
気温も高くなり、雪が緩む前にと思って下山を始めたのですが、ロープを出して急斜面を下っていると、先ほどの軽アイゼンパーティーがやってきました。

どう考えても軽アイゼンだけでは危ないように見えたので、心優しい組長の提案で私達が下りた後のロープを貸してあげたのですが、突然後ろから何か落ちるような音が聞こえてきます。

どうやら軽アイゼンの足が滑って、少し落ちただけで済んだようなのですが、もしロープが無かったら、崖から真っ逆さまでバラバラでしょうね。

土日を使って山頂近くまで来て、無理をしてでも登りたいという気持ちも分からなくはないですが、装備が不十分な状態で下山を考えずに登ってしまうのはいかがなものかと。


おかげで、七丈小屋まで2時間以上もかかってしまいましたが、後はテントを撤収して、長い長い下りです。


行きは夜中で雨だったので全く気づきませんでしたが、麓は桜が満開でした。

近くにある「おじろの湯」で汗を流し、男5人でファミレスに入り、バイトのお姉ちゃんの動きを眺めながら夕食をとり、マニュアル車で渋滞にはまりながら東京に帰ってきました。

なんか部活の合宿を思い出すような山行でした。








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