Date : 2022/4/30
Timeline : 0730大平牧場-0830月見岩-0930無名岩稜(懸垂地点)-1130旗立岩取り付き-1600中央稜終了点-1800大平牧場
Author : よっしー
ゴールデンウィークを迎え、いざ1泊2日で白馬岳主稜を計画したものの、あいにくの天気予報。お天道様はなかなか味方をしてくれないようだ。
てことで、日帰りバリエーションに転身し、乾徳山旗立岩へやってきた。
調べてみると、クライミング的には初級者向けと言うものの、懸垂下降やらカムセット等やることが結構あるようだ。
高速渋滞を避けるため早めに集合し、7時過ぎには麓へ到着。山頂へ行くのに一番近い、大平牧場の駐車場からスタートだ。
快晴の中、歩き始める |
月見岩ではしゃぐ男達 |
山頂付近まで進み、登山道を少し外れると、無名岩稜の懸垂ポイントを発見。トポには25m×2回懸垂するとあったが、我々は60mのダブルロープを2本連結して1回で降りてしまおうという目論見だ。
それにしても、せっかく山頂付近まで登ってきたのに、わざわざ下るなぞクライマーとはいったい。
よしみも続く |
最後にわたくし |
U16は一番下まで降りたかと思いきや、中間支点から先が屈曲していたため、途中でピッチを切ったようだ。
ここでのロープ回収時、ロープが絡まった上に、ロープが上部でスタックしてもたついてしまった。結局、後続パーティにスタックを処理してもらい事なきを得た。もし我々1パーティだけだったら、登り返さねばならなかっただろうか。。
再び懸垂 |
懸垂後は、取付きまで少し歩く |
取付きには一番乗りだったのだが、しばらくすると2人パーティが2組。僕らは3人で時間がかかりそうなので、先を譲ることにした。
結局この日はさらに2組続き、計5組の大繁盛であった。やはり、こういう初級マルチルートは混むものだ。
先行パーティを待つ |
1時間以上待っただろうか。先行する2パーティが1ピッチ目を登り切り、ようやく我々の番だ。1ピッチ目が核心とのことだが、トポのグレード表記は5.6。先行者の男性が「5.6とは思えない!」とコメントしており、どうやら思ったより難しそうな模様。
が、ここは今回リーダーのU16が果敢にリードに挑む。
1ピッチ目をリードするU16 |
ロープ1本のアッセンダー方式としたため、途中でロープが屈曲してしまっていた。それが災いして、小ハングを乗り越える箇所でロープが重くなってしまったようだ。ランナーで伸ばすか、あるいはロープ2本で登っても良かったかもしれない。
U16がなんとか登りきった後は、セカンドでよしみも続く。
U16がとった左側のラインは難しかったようで、若干キレ気味のよしみ |
僕は2人の登りを見させてもらったので、易しそうな右側のラインから登った。ホールドは比較的はっきりしてるものの、いかんせん岩が脆い。カンテの方へ身体を乗り出さないとならず、フォローでも結構怖かった。やはりグレードだけを鵜呑みにしてはいけない。
ビレイ点の岩も脆くて怖い |
2ピッチ目 |
とても楽しそうである |