紅葉の下ノ廊下

2022-10-22

04_ハイキング l_北アルプス


Date : 2022.10.22-23
Member : じょーじ、うの、えりな、りょう、J
Timeline :
1日目/欅平駅(10:20)→水平歩道始点(11:30)→蜆谷(12:30)→志合谷(13:30)→大太鼓(14:10)→折尾ノ大滝(15:00)→阿曽原温泉(16:30)
2日目/阿曽原温泉(5:00)→仙人谷ダム(6:00)→半月峡(7:15)→十字峡(8:10)→白滝峡(9:30)→黒部別山谷(10:20)→内蔵助谷出合(13:00)→黒部ダム駅(14:40)
Author : J


みんなの憧れ、黒部渓谷。
紅葉の下ノ廊下を歩きに行ってきました。

例年9月中旬〜10月にかけて開通するようですが、
今年は雪渓の雪解けが遅く、
出発日の直前まで開通するかどうか不透明という事態。
計画段階からドキドキさせてくれる黒部渓谷。


1日目:欅平〜水平歩道〜阿曽原温泉

まずは噂のトロッコ電車で欅平まで移動。
窓無しの吹きさらし車両で1時間16分、
全員フル防寒装備で凍える。

出発!
しばらく急登がつづき、
“注意!ここから先は上級者向けの登山道です”という警告文を無視して
ロープをくぐりしばらくすると水平歩道が始まります。
気をつけようね
水平歩道スタート!

詳細は述べませんが下ノ廊下ではヘルメットは必須です。
水平歩道はとっても水平
すぐに“黒部にケガ人なし”を実感。
落ちたらケガでは済まない・・
ものすごい高度感
志合谷のトンネル。これでもかというほど頭をぶつけます。
写真でよくみる、大太鼓

みんなカメラ向けるとすぐに変なポーズしようとするんだけどこわいからやめて

雨の中、こんな危ないところを喜んで歩く私たちの
頭のネジはいったいいくつ残っているのだろうかとふと不安になる。

今期は下ノ廊下の開通期間が短いので、登山者の殺到が予想され、
今日は100張との噂も耳にしドキドキしながらテン場に到着。
天気が悪かったせいか意外と少なかった
テントを設営していると、狭いテン場で6テンはやはり目立つらしく
「体育会系山岳部ですか?」と聞かれる。
学生に見えたのか!ありがとう!

阿曽原温泉は1時間おきに男女の入浴ターンが入れ替わりますが、
20時以降の混浴をすすめてくる小屋番のきれいなおねいさん。
「大丈夫ですよ!真っ暗だから何も見えませんよ!」
いやヘッデンつけるだろと全員の頭の中に「?」が浮かぶ。
やはりここら辺の人は頭のネジの数がすこし少ないらしい。
絶景露天
男性陣が明るいうちに入浴を済ませ
17時以降の女性ターン。
だんだん日も暮れてきて、薄暗い中、秘湯へと下ること5分。
念願の阿曽原温泉!たくさんの女性登山者で賑わっていました。
そこで私たちは知ることになります。阿曽原温泉での正装、正しいお作法。

“ZE・N・RA・ヘッデン”

※自主規制
これを体験できなかった男性陣は、まだまだ阿曽原温泉の真髄を味わえていないと思われます。残念。
しかしながら素晴らしい解放感。
あまりにいい湯すぎて次の男性ターンが始まるギリギリまで攻めるえりなとJ。
ヘッデンつけたらめちゃくちゃ普通に丸見えでしたよおねいさん
そしてここから皆さんおまちかね
頂の料理番長・うのシェフによるディナータイム!
メニューはチーズタッカルビと回鍋肉と白米と炊き込みご飯(アルファ米じゃないよ!)
いっつも思うけどほんとすごい。ここが山とは思えない。めちゃくちゃおいしい。
豪華宴会。今回じょーじは捻挫しませんでした。
せっかくなので6テンの山岳部らしく(?)
恋バナなどしてみようと試みるも
すぐに話が逸れてGPSウォッチの話や健康の話が白熱
我々に浮かれた話題は向かないようです。


2日目:阿曽原温泉〜仙人ダム〜水平歩道〜黒部ダム

朝食もうのシェフ担当。
ゆず塩ラーメン〜チキンチャーシューを添えて〜
朝から元気がみなぎります。

5時、真っ暗な中、出発。
暗いから忘れがちだけど足元は切れ落ちた断崖絶壁。

薄明るくなってきた頃に、仙人谷ダムへ到着。
管理用通路を歩きます
溢れるインディジョーンズ感。探検したい。楽しすぎる。
仙人谷ダムを抜け、下ノ廊下へ。
東谷吊り橋。足元のスキマ広すぎませんか
黒四地下発電所の送電線口。今にもXウィングが飛び出しそうでテンションがあがる(すみません)
S字峡。めっちゃS字
半月峡。めっちゃ半月 ?
垂直の断崖絶壁をへつる
十字峡。とっても十字。劔沢との合流地点。
白滝峡谷
一番雪が解けているはずの今の時期で、この雪の厚み。(20mぐらいあった?)
厳冬期はどのくらいの雪の量なのか想像もつきません。
黒部別山谷出会。雪塊のデカさが人知をこえてる
ずっとスリリングなみちがつづきます。
このあたりから命懸けのすれ違いが増えた
そしてスリリングなみちになるとなぜか楽しげにスピードアップする2人。
狭い岩壁を駆け抜けていきます。
この2人の頭にはきっとネジはひとつも残っていない
じょーじとうののことです
そして標高が上がるにつれて、秋が深まります。
紅葉ベストシーズン!
天気も回復してきて最高です
内蔵助谷出会
絶壁のトラバース道が終わると、
登っては下り、下っては登る、アップダウンがひたすら続きます。
すかさずうのによる洗脳が始まり、りょうが犠牲に。
うの「好きな言葉は?」りょう「登り返し」こわい
ついに黒部ダムが見えました。下から見あげたのは初めて。
ウォールマリア感
ダム底からダム駅までの最後の急登は個人戦に。
一瞬で2人消えました。(もちろんりょうとうの)
ゴール地点
黒部ダム駅にてついにゴール。

紅葉の黒部渓谷はとっても美しかった。
そしてまた歩きたいと思えるアドベンチャー溢れるとっても楽しい道のりでした。

ダムカレーを食べ、帰路へ。
カツonグリーンカレー。濁流の色を意識したのか
帰りのじょーじのパッキングが雑すぎる個性的

●締めの呑み「萬来」@松本
お店の外で待っていたら「荷物の多い4名さま〜」はい



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