鳳凰三山

2011-07-10

01_無雪期 j_南アルプス

Date : 2011/07/09-10
Member : 組長、まりりん、かよ
Timeline : 9日 青木鉱泉~ドンドコ沢~鳳凰小屋
     10日 鳳凰小屋~地蔵岳~観音岳~薬師岳~中道~青木鉱泉 

念願叶い、組長・まりりんの三人で鳳凰三山に行ってきました。



初めての縦走、ずっと行きたかった山ということで、


山行が決まった数週間前から、わくわく、どきどき。

時間を見つけては、ザックやシュラフを買いに走ったり、

体力をつけようと、早朝ランニングをしてみたり、

はては、仕事や飲み会をいれられないように、会社の人にアピールしたりと

準備に勤しんでいました。



ところが、いよいよ縦走の数日前になると、

「体力持つかな?」「事故に遭わないかな?」と

不安がもたげ始め、当日、荷物でパンパンになったザックを背負うと不安はピークに。。。

ちょっと歩くだけで、ぜいぜい、はあはあ。

足取りは重たく、寝不足で頭はぼんやりし、

早くも「リタイア」という言葉を心の中で反芻していると、

「もう少ししたら、からだも慣れてきますから、がんばりましょう」と組長。

足の置き場にもたもたしていると、「この木の窪みに足をかけるといいですよ。」とまりりん。

二人ともありがとうー。

この言葉に背中を押され、一歩一歩 歩みを進めていると

ざあざあと勢いよく流れる水の音が。

そう、今回のルートであるドンドコ沢登山道には、南精進滝、鳳凰の滝、五色の滝

と大きな滝がいくつもあるのです。

さすが、南アルプス天然水。巨大な岩の上から水の塊が噴き出して、真下の滝つぼに

落下して行く様は、圧巻です。疲れなんて吹き飛んでしまいます。





標準コースタイムよりも一時間ほど遅れて、ようやく鳳凰小屋に到着。

テントをすばやく組み立て、何はともあれ、乾杯♪ そして、待ちに待った晩ご飯。

今晩は、まりりんによるタコライス&ポトフです。

山でタコライスが、ポトフが食べれるなんて!!

周囲のおじ様たちからの羨望のまなざしを向けられながら、おいしくいただきました。

ごちそうさまです。



さて、翌朝は「山の最高の景色は、ご来光。」という組長の言葉により

地蔵岳で朝日を見るべく、3時に鳳凰小屋を後にしました。

オベリスク手前の砂丘で、ふと振り返ると、雲の海の中、富士山が静かに佇んでいます。

反対側の青白い雲からは、少しずつオレンジ色の光が漏れ出してきます。

日の出間近と歩みを速め、山頂に着くや、組長とまりりんは

オベリスクをするすると登り始めました。

岩登りに自信のないわたしは、二人についていくのは諦め、見晴らしのいい広場で

日の出を待つことにしました。

ひょこっと顔を出した朝日は、周囲を黄金色に染めながら、ずずずと位置をを上げていき、

朝日を浴びて、それまで姿を潜めていた山々が雄雄しく、存在を放ち始めました。

甲斐駒が目の前に立ちふさがっています。かっこいい。

オベリスクのてっぺんからは、八ヶ岳、北アルプスの山々がきれいに見えたそうですよ。



日の出を楽しんだ後は、北岳~間ノ岳~農鳥岳と白峰三山を横に見ながら、

観音岳、薬師岳へと稜線上を伝って行きます。

周囲には視界を遮るものなし。あるのは、真っ青な青空と雲に浮かぶ山だけ。

なんて気持ちいい。これこそ、ずっと思い描いてきた縦走です。



そして、薬師岳で最後の記念撮影を終えると、青木鉱泉を目指し、

長い長い下山へと向かいました。



一週間経った今も、まだ余韻に浸っています。

山っていいですね。

そして、リーダを務めてくれた組長、おいしい料理を振舞ってくれたまりりん

ありがとう。

本当に楽しい週末でした。

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