Member : 5/30 経験者:A子(CL)、まり(SL)、akko、かよ、
あーさ、ゼロ、すぐりん、組長、ゲッチ、とも、みもん
5/31 経験者:A子(CL)、まり(SL)、akko、かよ、
あーさ、ゼロ、とも、みもん
Timeline :5/30@湯河原幕岩 5/31@ストーンマジック
5月の会山行は岩場技術のレベルアップと言うことで、石田塾の石田さんをはじめ、他講師4名をお招きして2日間にわたり講習をしていただきました。
【1日目】
まずは、全体で基本のロープの結び方、落ちないATCのセット方法の講義です。
次に、初心者班、経験者班に別れます。
初心者班は、トップロープで岩を登り方、ビレーの登り方を教わります。
経験者班は、ボルトについての講義です。
経験者班といってもレベルがバラバラなのですが、一番知識のない人(私)に合わせ、ボルトの種類(カム、リングボルト、ケミカルアンカー、アンカーボルト、ハンガーボルト(グージョン、カットアンカー)等)について、基本的なことから教えてだきました。
※見本で用意いただいたボルトの中には、ダミーも混ざっていたり(笑)
メンバーの中には、知識がある人もいるのですが、想定も加えながら、みんなで議論や意見交換をしながら学びます。その後、岩場にある実物の支点、終了点を見ます。
手作り感のあるもの、腐食していそうなもの、古いそうなもの、リングボルト等々。これらを使用するかどうか等の話も伺いながら、実物みていきます。
お次は、終了点の仕組みと確保支点について学びます。
支点についてレクチャー後、各自練習。その際、それぞれの違い(メリット、デメリット)について検討し、その後、みんなでディスカッション。その後、答えを教えてもらいます。
◆固定分散
長所:作るのに手間がかかる。破断リスクの分散ができる(1つの支点が壊れた場合でももう1つの支点への 衝撃荷重は小さい)
短所:荷重角度によって(60度以上)はうまく分散されない。
◆流動分散
長所:簡単に作れる。荷重は常に2点に分散。横方向に引かれてもうまく分散されます。(ビレイヤーがクライマーを見るために動いた場合や、ルートの最後にトラバースがある場合)短所:1つの支点が壊れた場合、残った支点に衝撃荷重がかかる。
◆独立分散 固定分散と性質は似ている。
長所:作るのが簡単。結び目ができない。
短所:支点の高さが違う場合に、長さ調節が難しい
短所:支点の高さが違う場合に、長さ調節が難しい
続いて、結び替えについて
終了点についた後、セルフを取るために必要なギアについて各自で検討。
その後、答え合わせ。
その後、反復練習。
結び替えは、どこに荷重がかかっているか、次はどこに荷重がかかるか。荷重の移行を意識する事、荷重を移行の際は、移したい場所に荷重がかかるかのチャックを必ずすることがポイント。
さらに立木で懸垂下降の練習を行います。
タイオフでの支点作成、支点にセルフを取って、懸垂下降の準備。荷重移行を確認してから、懸垂下降の流れを反復練習します。
その後、かよさんとみもんは、初心者チームが使った岩の支点回収を体験。終了点でセルフをとって支点回収。初めてで、かなり悪戦苦闘。。。
最後に全員そろって、搬送方法の実践。
今回は、ハーネスがある場合の搬送方法で、ザックとハーネスをカラビナとスリングでつないで、要救助者を背負います。
3人一組に分かれ、要救助者と搬送者2名で駐車場まで下山。
昨年の岩トレは、レインウェアを使った搬送方法を実践しましたが、それよりは安定しています。今回は、要救助者役だったのですが、背負われることの申し訳ないことといったら。。。(akkoさん、 よしみさん重いのにすみません)
事故を起こさないことに越したことはないと実感しました。
記念撮影をして、この日は講師陣を交えて懇親会を実施。
それぞれに交流を深めたかと思います。
天気がよろしくないため、2日はジムにて実施。
色々な終了点を想定し、みんなで議論します。
まずは、昨日、岩で回収したかよさんとみもんがどのような終了点で、どう回収をしたかを、机上で再現し、何が最善だったかを考えます。
その後、いくつか終了点の課題が出された課題を各自で検討。
午後からは、疑似岩にて、懸垂下降の練習。
最後でもテンパり、かなり時間がかかってしまいました。。。
暑い中、2日に渡り朝から日が暮れるまで講習をいただき、石田塾 講師陣の皆様には感謝いたします。ありがとうございました。
途中、覚えが悪くて、講師のAさんにはつきっきりで教えていただきました。
大変お世話になりました。
支点の作成、結び替え、セルフ、ひとつひとつの動作で、どうすれば一番安全なのかを冷静に瞬時?の判断、私の一番苦手とするところであるので、反復練習しっかりやらなくてはと思う次第です。。
盛りだくさんでしたが、大変勉強になった2日間でした。
(みもん記)