Member : ちえ蔵
Timeline:07/18 5:00 キャンプ場発-7:00 笹ノ平分岐-9:15 刀利天狗-11:15 七丈小屋テン場(幕営)
07/19 4:00 出発-5:00 八合目御来迎場-6:20 山頂-7:30 駒津峰-9:15 北沢峠下山
甲斐駒ヶ岳はその容姿と名前から、ちょ~行きたい山なのだ。のりさんにテントをお借りし、2泊3日の予定で出発する。
しかし天気はあいにくの梅雨前線停滞。出発予定の17日は朝からドシャ降りのため、コースを変更し出発を見送る。キャンプ場で日がな一日、お昼寝、読書、コーヒー。これもまた良し。
翌18日はどうにか雨も上がり、5時に出発。黒戸尾根の入り口、竹宇駒ヶ岳神社で晴天と登山の安全を祈願。
黒戸尾根は日本三大急登とのこと。ではあと二つは?北アルプス 烏帽子岳へのブナ立尾根・上越 谷川岳への西黒尾根だそうだ。いつかこれらも登りたい。
雑木林の中をジグザグに登っていく。ただひたすらの登りだが、頑張って荷物をコンパクトにしてきたし、自分のペースでのんびり登る。出発から約2時間で横手駒ヶ岳神社からの登山道が合流する笹ノ平分岐に到着。さらに八丁登りで高度を稼いでいくと、両側が切れた岩場「刃渡り」に到着。ちょっとスリルがあって楽しい。
梯子と鎖場を幾つか越え、刀利天狗に着く。信仰の山は、祠や石碑、石仏がたくさん。倒壊した五合目小屋を過ぎ、梯子や鎖場を幾つか越えると狭い尾根上に立つ七丈第一小屋に到着。本日はここのテント場で幕営。天気は終日曇り時々小雨だったが、夕方には雲の切れ間に鳳凰三山と富士山が見えた。
19日、予報ではこの日も天気は下り坂。4時にテン場を出発し、早めに北沢峠へ下山する。出発後1時間もするとガスが出てきて、八合目御来迎場では朝日を浴びた山々を眺める予定が、すっかり真っ白。九合目付近の岩には剣が祀られているが、ガスがかかってぼんやり。今にも天狗でも出そうな雰囲気。
長い鎖で花崗岩を越え、北沢峠からの登山道と合流し、甲斐駒ヶ岳の山頂に到着。山頂からは、富士山、北岳、仙丈ヶ岳などが一望できるはずだったが・・・ただひたすらのガス。写真を撮って早々退散する。 山頂直下の砂礫の斜面を下山中、風も強くなってきた。六方石あたりからは雨も降り始め、すっかり悪天候。駒津峰では北沢峠から登ってきた登山者が行くか戻るか思案中だった。こちらは双児山経由で北沢峠に一気に下山。北沢峠ではずぶ濡れの登山者が大勢バスを待っていた。 甲府駅で太宰治も通ったという銭湯で汗を流し、お弁当とビールを購入し帰路についた。悪天候は残念だったけど、初めてのソロでテント泊。なかなか充実感のある山行だった。